飲みニケーションというと、どんなイメージがありますか?
今更、カビの生えたコミュニケーション術と思われますか?
バブル以前は、それこそ飲みニケーションこそ、サラリーマンにとって必要不可欠な行為でした。
自分の出世のための一つのツールでもありました。
ところが、バブル期以降、新人類とよばれた現在40代後半から50代前半の活躍時期は、個人主義、成果主義が当たり前であり、同僚はライバル。
飲みニケーションに上司に誘われても、不必要な行為と断ることが当然のように扱われていました。
ですから、現在の40代~50代の経営者、管理職の方々の中には、
飲みニケーションの大切さを、今は感じているけれど、
誘っても社員さんに迷惑がられると思っている方が多いようです。
ところが、株式会社ぐるなびが2012年4月に行った<若手社員の職場飲み会に関する意識調査>によりますと、
以外にも新社会人の6割、2,3年目の若手社員の5割は飲み会に行きたいという調査結果が出ています。
http://www.gnavi.co.jp/company/release/2012/120420_01.html
http://www.gnavi.co.jp/company/release/2012/120420_01.html
飲み会の場で、普段取れないコミュニケーションをとりたいと希望している若手社員が多いということなのですよね。
飲みニケーションに誘ってますか?積極的に実施していますか?
飲み会は絶好のコミュニケーションの場です。
でも、その使い方によっては、またまた敬遠される素になってしまうのですよね。
「●●さんとの飲み会は、本当に楽しい」と思ってもらえたら最高ですね。
では、どんな話が適当か・・・といいますと。
先ほどのぐるなび調査では、
全体では「仕事や職場についての話」(61.4%)に次いで、「プライベート」(48.7%)の話が2位となりました。
特に1年目の新社会人の6割近い人が「プライベート」の話をしたいと回答しています。
プライベート?と思われるかもしれませんね。
まだまだ学生気分が取れないから・・・と思うかもれませんね。
でもそれが彼等にとっての幸せであれば、大いに聴いてあげることが大切だと思います。
むしろ職場でのコミュニケーションで、そうしたことを知っていたほうが小さな会話が出来ますし、円滑の種になることもありますよね。
部下の上司に対する信頼感は、上司の「仕事の能力」「誠実な態度」「部下の幸せに対する思い」の3点によって高まるという研究があります。
部下がプライベートに幸せの思いを持っているのであれば、それを理解してあげることが信頼につながりますね。
もちろん、飲みニケーションの場では、仕事の話も大切ですよね。
ただし、私たちが昔飲みニケーションを嫌った理由を思い出してください。
多くはお説教だったり、過去の自慢話を聴かされるのが嫌った理由ではありませんでしたか?
では、逆の失敗談はどうかといいますと、
実は、先の調査では全体の27.9%しか求めていません。
ピンとこないということもあるかもしれませんが、コトよってはそれがお酒がまわり、現在の自慢話になることを嫌っているのかもしれませんね。
何を話せばよいか・・・・
話すというより、聴く行為に終始するのが大切なのではないでしょうか?
昨日の投稿では、忘年会では褒める、労うことが大切とお伝えいたしました。
上司からは、褒める、感謝する、労うことを中心に、
社員さんからは、プライベートから仕事まで聞いてあげる。
仮に自分には理解できないような趣味の話が出てきたとしても、
真剣に聞いて、質問してみることが大切ですね。
またその場で解決できない悩みがでたら、それは日をあらためて、自分が相談に乗る約束をする。
まずは、上司として「受け止めていますよ」という信号を出すことが大切なのです。
飲みニケーションは、大切なコミュニケーション。
そして、大切な情報収集の場です。
上手に使ってくださいませね。
コメント
COMMENT