女性心理・男性心理。女性脳・男性脳。
男女を区別することを私はあまり好みません。
そういう考えの”女性”は、結構いらっしゃると思います。
そもそも、ソコが女だ・・・という指摘もございましょう(^^ゞ
それは置いておいても、一般的な考え方を知っておくのは、
良いことだとは思いますし、私もその違いには注目はいたします。
昨日、アパレル業界で、販売員教育をされてらっしゃるY氏とお話をさせていただきました。
教育は女性向けショップの販売員さんがメインとのことでした。
売り上げは、新規顧客よりもリピートのお客様を増やすことが大切であるとのこと。
アフターフォローの方法などは、
ショップの販売員でも、企業の営業担当者のごとく対応することが肝心。
そのために、まず大切なのは、突破口。
初めての入店から、心を通わせるようにすることだそうです。
女性のお客様の場合、一番のポイントは「自分がお客様のファンになる」ことだそうです。
よく、お客様をファンにしてリピーターにするという話はあります。
その反対の、自分がファンになるというのは、
実は女性心理をよくついていると思います。
『自分のことを認めてもらいたい・わかってもらいたい』という心理は、
女性・男性どちらも強く持っています。
女性は、誰からも・・・という気持ちが割りと強く。
男性は、誰からか・・・というところが肝心になるのではないでしょうか?
ですから、女性向けアパレルショップでは、
突破口として、お客様のファンになるために、
素敵なところを見つけ伝えることをスタートにしているとのこと。
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どうしてもリピーターを増やせない販売員さんがいたそうです。
その方に、お客様が思っている事以上の評価を伝えることをアドバイスしたそうです。
ファンになりたくても、特に手ごわいのは、
美しく、スタイルがよく、知的な女性だそうです。
褒められ慣れすぎていて、ちょっとやそっとの評価では心が動かない。
ある時、モデルさんのような女性が来店されたそうです。
その販売員さんは、来店された超美しい女性に思い切ってこう言ったのです。
「お客様、まるでミスインターナショナルのようですね」
普通はありえない褒め言葉で、研修担当のY氏もビックリしたようですが、
それがその超美しい女性には響いたそうで、心をひらく突破口になったそうです。
実は、完璧に美しすぎて、周りから敬遠されて、
本当は可愛い格好もしてみたいのだけど・・・
という相談もしてくれるようになったそうです。
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男性向けアパレルショップでは、このようにはいかないそうです。
突破口は、販売員の知識と具体的で明確な提案。
こちらは、お客様のファンになるというよりも、
お客様に「出来る人」と思ってもらうという方法ですね。
男性は、誰でもいいのではなく、
知識を持った人に認められること、
「似合う」と評価されることを大切にしているからですよね。
職場での評価も同様ですね。
女性に対しては、動作・気配り・仕上げ全体を評価。
男性に対しては、どこがどう良かったか、具体的に数値も含めて評価。
全てに当てはまるということではありませんが、
大体やってみて、ピンとこなかったら逆のパターンにしてみると、
次はハマることもあります。
全ての人間に持っている「認めるもらいたい」という気持ちを、
できるだけその人にあった方法で認めてあげたいですね(^ー^* )
人は誰でも、長所半分・短所半分の不完全な存在。
愛されたい・認められたい・わかってもらいたいという気持ちをいつも抱えています。
それを満たしてあげる、満たしあうことで幸せな人間関係・幸せなチーム・幸せな会社・幸せな地域・社会・国・世界になりますように。
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