内山瑞穂(ミィママ)です。
前回に引き続き「自分を信じる方法」その2です。
前回は、爬虫類脳の恐竜君を癒してあげて自分と向き合う方法でした。
賢明な読者さまは、もうピンと来ているかもしれませんね。
そうです。今回は哺乳類脳のパンダとの関係です。
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キーセンテンスは、
「許すことと甘やかすことは違う」
「厳しくすることと意志力強化は違う」
人は誘惑に負けたことを責ると、ますます誘惑に惹かれてしまうそうです。
「どういうこと?」ですよね。
誘惑に負けると人は罪の意識を持ってしまいます。
その罪の意識はストレスになります。
ストレスから逃れるために、また誘惑に溺れるということです。
ダイエットを絶対キッパリ止めようとしている人がいます。
冷蔵庫には、「食べるべからず10か条」を貼っておきます。
プリンもゼリーも甘いヨーグルトも買いません。
油ものも止めます。
ご飯も食べません。
でも無理筋にダイエットをしていると、イライラしてきてストレスが溜まってきます。
そうすると、爬虫類脳が「ヤバイ、ヤバイ死にそうだよ、少しリラックスしようよ」と誘惑してきます。
「ほらチョットくらいどーってことないよ」と好物を食べさせます。
食べると、一時ストレスは休まるのですが、その後猛烈に罪の意識に襲われます。
そのストレスから逃れるためにまたチョット・・・
そうなると「もうどうなってもいいや~ッ!!」とヤケになり止められなくなるそうです。
アメリカの心理学者、クレア・アダムズとマーク・リアリーの実験によれば・・・
ダイエット中の被験者達に対して、太りそうなスイーツを食べさせました。
ダイエット中にスイーツは毒物のようなものです。
食べた後、被験者は罪悪感にかられます。
その後また、スイーツを食べてもらうのですが・・・
片方のグループAには、
「あまり自分を責めなくても良いんです。誰だって時には自分を緩めることもあるのですよ。それは忘れないでくださいね」
という慰めの言葉を掛けて、罪の意識を取り除いてから、また食べてもらいました。
もう一方のグループBには、何の言葉も掛けず、罪の意識を持ったまま、また食べてもらいました。
結果は・・・
罪悪感を取り除かれたグループは、許されてもっと食べてしまいそうですが・・・実際はあまり食べなかったそうです。
逆に罪悪感を抱えたままのグループは、さらに食べてしまったそうです。
落ち込んでいるときは、どうにでもなれ感で、誘惑に負けてしまうらしいのです。
罪悪感を抱くよりも自分を許すほうが責任感が増すということも、カナダのカールトン大学での実験でも報告されています。
子供を叱るときに、頭ごなしに怒鳴っても、そっぽを向いていうことを聞かないことがあります。
でも話を聞いてあげて、思いやりを持って許してあげると、失敗を素直に反省して、アドバイスに耳を傾けます。
そして、失敗から学び、次へのステップにするようになるようです。
自分自身の子供時代もそういうことがありませんでしたか?
これを踏まえて・・・・
【自分を信じる方法その2】
夜眠る前の魔法の枕ワークで、失敗を思い起こしたときは罪悪感を取り除いてあげます。
罪悪感で自分を責めてしまうと、哺乳類脳のパンダがキレパンダになって爬虫類脳の恐竜君と結託して自暴自棄を起こしてしまいます。
でも、こう許してあげます。
「人間だもの。こういうこともあるわ」
「次に活かせる、意味のある失敗なのだわ」
誰にだって、本当に誰にだってあることなんです。
今までの失敗の繰り返しは、罪悪感が集中力を欠けさせたり、意志を弱くしていたのかもしれません。
今日からは、罪悪感を取り除いてあげてみてくださいね。
次回は、続きをお伝えいたします。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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