ありがとうと言われて、嬉しくない人はいませんよね。
でも、「ありがとう」という言葉を持たない人たちがいます。
アボリジニの人たちです。
アボリジニは、とても気前が良いそうです。
彼らにとって、食料でもモノでも、誰かに譲ることは当たり前で、それが慣行として決められていて、それをしないと罪になるくらいだそうです。
私たちの社会で、モノを盗むことは罪になりますが、モノを盗まないことは当たり前で、「私から盗まなくてありがとう」とは言わないということと同様の感覚でしょうか。
「当然の分かち合い」が突き抜けている感じですね。
所有意識がゼロのバランスでなりたっているのだと思います。
でも、時間、お金、モノ、全てのものに所有意識のある社会ではそうはいきませんよね。
私たちは所有意識がてんこ盛りですから、時間、手間、サービス、相手からもらったら小さなことにもありがとうを伝えることでバランスが成り立ちます。
コピーをしてくれた
お茶をいれてくれた
車の誘導をしてくれた
扉をあけてくれた
袋に商品をいれてくれた
小さいけれど、本当は当たり前ではない行為にも気づいて「ありがとう」でバランスをとる素敵な社会にしたいですね。
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