タイプ別のやる気が出る方法

昨日は、夢の語り方は十人十色というお話をいたしました。

「やる気」の出し方についても十人十色なのです。

例えば、前向き系の何でもバンバン動く積極タイプの社員さん。
思考は未来型で、難題に立ち向かっていきます。

こうしたタイプに対しては、明るい未来、ビジョンを伝えると頑張ってくれます。

今期の目標達成で、ボーナスが増える。
プロジェクト成功で、昇格のチャンスがある。
・・・といった目指すゴールがあると、燃えてくれます。

一方、安定志向系で、物事を慎重に進めていく消極タイプの社員さん。
協調性はありますが、現状維持で失敗に対して敏感です。

こうしたタイプの社員さんに明るい未来やビジョンを伝えても、あまりピンとこない反応をします。

多くの経営者やリーダーを任されている人は、前向きな方なので、こうした反応に理解ができずに、イラついてしまうことが多いようです。

慎重・消極タイプは、リスクを非常に恐れますので、未来よりもリスクを伝えるほうが、理解を得やすいのです。

目標が達成できないと、ボーナスがカットされる。
プロジェクトが失敗すると飛ばされるかもしれない。
・・・といったリスクを示すことで、ヤバイと頑張ってくれます。

逆に、積極タイプの社員さんにリスクを伝えてもあまり燃え上がりません。
変化を求めるタイプは、危機感には何とかなる思考で済ませてしまうこともあります。

やる気がどうしても出ない社員さんがいる場合は、何で火がつくタイプなのかじっくり観察することが大切です。

また、やる気を出させるほうの、経営者・リーダーも自分に合った指揮法があります。
例えば、精密・繊細タイプの指揮官が豪快な指揮をしてもしっくりこないのです。
豪快タイプが、逆の行動をしてもしっくりこないのです。

自分がしっくりくるスタイルで、社員さんのタイプにあった、やる気がでる、一緒に頑張れる方法を見つけて伝えてみてくださいませ。


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