前回は「円熟よりも欠けたところも受け入れる角熟を目指す」というお話をいたしました。
今回は、長所と短所の役割についてお話いたします。
■長所の役割
長所は、自分の得手・得意の分野で、
集中して磨くことで、短期間に成果があらわれる部分です。
ですので、使命を発見、自覚することが出来ます。
使命とは、自分の命の使いどころです。
自分の命の使いどころがわかると、
自信を持って必要とされているところで活躍ができます。
人の為、世の為、役にたたせてもらう活力となります。
■短所の役割
短所は、自分の弱い部分、出来れば見せたくない部分です。
でもそれをあえて、勇気をもって自己開示することで、
人間関係の壁を突破することができます。
そして、その弱い部分を助けてもらうことで、
助けてくれる人の力を引き出す活人力となり、
相手を輝かせることができます。
■大切なのは、バランス
長所で助けてあげることは立派ですが、
それが偏ると、助ける人を惨めにさせてしまいます。
短所で助けてもらうことも立派ですが、
開き直りすぎると、成長はしません。
■2:6:2の法則
人間の集団は、優秀2割、普通6割、不良2割で構成されるという法則があります。
不良2割を排除しても、残りの8割がまた、2:6:2になってしまうということです。
どうやっても、不良2割は出てしまうのです。
でもこの不良2割は、たまたまその集団・組織で、長所を発揮できていないというだけであり、
不良2割がいるから、優秀2割が存在できるということになります。
優秀2割にとって、助けてあげる(役にたたせてもらえる)存在が、
その時たまたま不良だった2割で、
不良2割は、助けてもらう活人力を活かして、
優秀2割を優秀たらしめるわけです。
人は、教えることで自分を成長させると言います。
教え助け、教えられ助けられ、相互補完することで、
組織全体のレベルを押し上げることができます。
組織にも長所・短所はあります。
組織の長所も短所も活かすことで、最強の組織づくりが可能となります。
※ハーフ&ハーフ理論は『感性論哲学』に基づいてお話しいたします。
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